コロナの影響で、弊社(AIR)は大きな打撃を受けました。様々な打開策を考えましたが、スクールとしてのコンセプトを変えるよりも、『質』の向上を目指すべきだという結論に至り、様々な困難を抱え、迎えた2023年春。
決定してしまった。。
『水中写真展』。
しかも、ビッグサイズ『福岡アジア美術館』。今回で3度目。
元々、弊社スタッフのウミウシインストラクターである牛尾真代の個展を気軽に開催する予定でしたが、『アジ美』に決まってしまったからには仕方がない。。という流れで今回の水中写真展は決定しました。
しかもウミウシだけで勝負する写真展。。
準備期間は約10ヶ月で、牛尾とAIRのフォトグラファーから約3万枚の写真データを預かりました。その中から約4千枚を現像し、最終的には約300枚まで絞り込みました。(もうウミウシは見たくないです)
今年の夏から秋はプリンターをフル稼働させる日々でした。
福岡アジア美術館での展覧会は今回で3回目でしたので、アジア美術館との打ち合わせは牛尾に任せ、レイアウトは前回のものを再利用して時間を短縮しましたが、最後の最後で問題が発生しました。
館内の照明温度に問題が発生!
正確に言うと、展示数が多いためにほとんどの照明をお借りしてライティングしているのですが、追加でお借りできたライトが同じ温度の物がなく、全体の雰囲気が統一されなくなってしまいました。
これは完全に私のミスであり、照明温度を考慮してキャリブレーションしていたため、これまでの努力が水の泡になったような気持ちになりました。
作品の設置には最大12時間を費やし、なんとか展示を終えることができました。牛尾を含め、多くの方々の協力のおかげですが、私が常に眉間にシワを寄せていた為、ハッピーに展示を終えることができず申し訳なく思っています。
入社してから16年が経った牛尾は、
インストラクターとして誰よりもゲストと部下を大切にし、ウミウシとの出会いを通じてウミウシのコースを作り、全国のダイバーにコースを提供し、14年間にわたりウミウシの写真を撮り続けてきました。
ウミウシの表情をとらえる事のできる彼女の写真は本物です。
もっともっと自信を持ってほしい。
今回の展覧会にお越しいただいた方々には、
牛尾の心が伝わり、ほっとしています。
これからも 薄っぺらいことはせず、
人とウミウシに向き合って楽しんでほしいと思います。
結果として、最高の展覧会になりました。
ご来場いただいた方々に心からの感謝を!